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早めの大掃除で楽しよう!11月中に済ませるポイント
2025.11.01 住まいのコツ
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年末が近づくと気になる大掃除。実は、寒さが厳しくなる前の11月は大掃除を始めるのにちょうど良い季節です。11月から大掃除に取り組むメリットをご紹介します。
11月から始める大掃除のメリット
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●11月ってどんな季節?
11月は気温が下がりつつも、真冬ほどの厳しい寒さはまだ訪れていません。空気が乾燥し始め、洗濯物も比較的乾きやすい時期でもあります。日中は動きやすく、水仕事もしやすいのが特徴です。
また、年末に比べるとスケジュールに余裕がある方も多く、「今のうちに少しずつ進めよう」と腰を上げるにはぴったりの季節といえるでしょう。
●本格的な寒さの前に動き出そう
寒さが本格化すると、水仕事は手がかじかんでつらくなります。さらに、油汚れや水あかは低温になると固まりやすく、落とすのに時間と労力がかかります。
その点、11月に取りかかれば汚れも落としやすく、窓やベランダ、浴室やキッチンの掃除も快適に進められます。「寒いから後回し…」と感じる前に着手できるのは大きなメリットです。
●年末の負担を軽減できる
12月後半は仕事納めや年末のイベントで予定が詰まり、掃除のための時間を確保するのは難しくなりがちです。そんな中で一気に大掃除をしようとすると疲れがたまり、結局中途半端になってしまうことも。
11月から少しずつ掃除を進めておけば、12月は軽い仕上げや確認程度で済ませられます。計画的に分散することで、体力的にも精神的にも負担が大きく軽減され、余裕を持って新年を迎えられるのです。
11月中にやっておきたい大掃除リスト
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●屋外(ベランダ・窓・玄関周り)
屋外の掃除は気温が下がると途端に大変になります。ベランダの水洗い、玄関ドアなど玄関周りの拭き掃除は、寒さが厳しくなる前に済ませてしまうのがおすすめです。
また、窓やサッシ、網戸も11月中に磨いておけば、12月は軽く拭き直す程度で済みます。年末の時短につながる「先回り掃除」として取り入れましょう。
●水回り(キッチン・浴室・洗面所)
キッチンの油汚れは、気温が下がると固まって落としにくくなります。そのため、11月の比較的暖かいうちに取り組むのが効率的です。コンロや換気扇もこの時期に掃除しておくと作業が楽になります。
浴室や洗面所の皮脂汚れも、気温が下がる前にお手入れをしておきましょう。
●大物の洗濯(カーテン・布団カバーなど)
厚手のカーテンや布団カバーなど、大物の洗濯は11月がおすすめです。天候が比較的安定しており、日差しでしっかり乾かせます。
さらに、花粉や湿気も少ないため、洗った後も清潔さを保ちやすい季節です。年末の慌ただしい時期に無理して洗うより、早めに取りかかることで安心感も得られます。
大掃除を少しずつ進めるスケジュール術
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●1週間ごとの「小分け掃除」で無理なく実行
大掃除を一気にやろうとすると時間も体力も必要で、途中で嫌になってしまうこともあります。そこで効果的なのが「小分け掃除」です。
例えば、1日30分から1時間を目安に、週ごとにテーマを決めて進めます。「第1週は窓」「第2週はキッチン」「第3週は浴室」と割り振ることで、着実に家全体をきれいにできます。11月のうちに習慣化しておけば、12月は仕上げだけで済むのも大きなメリットです。
●優先順位を決める
大掃除する場所を洗い出して一覧化し、あらかじめ優先順位を決めておきましょう。優先順位をつけて進めることで「やり残し」を防ぎ、「ここは終わった!」という達成感も高まります。
効率的に大掃除を進めるには、普段なかなか掃除できない場所から着手するのもおすすめです。例えば収納の奥まった部分や冷蔵庫の中は、年末に慌てて掃除するよりも11月に落ち着いて作業する方がはかどりますよ。
11月は寒さが本格化する前で、屋外や水回りの掃除がしやすく、大物の洗濯にも適した時期です。計画的に少しずつ取り組めば、年末の集中作業を分散でき、余裕を持って新年を迎える準備が整います。家族と分担すれば、さらに効率的で楽しく進められるでしょう。早めの段取りで、心も住まいもすっきりとした新しい年を迎えましょう!