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白いシャツの黄ばみを解消!原因と裏技・予防法を紹介
2025.08.28 ファッション・ビューティー

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毎日活躍する白いシャツ。気づくと襟や脇が黄ばんでがっかりすることはありませんか? この記事では、黄ばみの原因や落とし方、予防のコツまで詳しく紹介します。
白いシャツの黄ばみはなぜできる?その原因を知ろう

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●皮脂や汗が主な原因
白シャツの黄ばみの正体は、毎日体から出る皮脂や汗です。特に夏場や緊張する仕事の日などは、目に見えなくても汗をかいています。
皮脂や汗がシャツに付着した状態で時間が経つと、空気中の酸素と結びつき、酸化して黄色に変色します。襟や袖、脇は皮脂がつきやすい場所なので、汚れが目立ちやすくなります。
●洗濯だけでは落ちにくい理由
「毎回洗濯しているのになぜ黄ばむの?」と思う人も多いでしょう。
実は、皮脂汚れは時間が経つと繊維の奥に染み込み、通常の洗剤だけでは分解しきれません。さらに何度も着用と洗濯を繰り返すうちに汚れが蓄積され、黄ばみが定着してしまうのです。
黄ばみを完全に落とすには、洗剤だけではなく漂白剤などのプラスケアが必要です。
全体的な黄ばみを落とす裏技

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「シャツ全体がくすんでいる気がする」というときは、酸素系漂白剤✕お湯のつけ置きが効果的。酸素系漂白剤は色柄ものにも使えて、汚れを強力に分解します。
●手順
1.洗面器やバケツに40℃くらいのお湯を張る
2.酸素系漂白剤を規定量溶かす
3.白シャツを入れて30分〜1時間ほどつけ置き
4.軽くすすいでから通常通り洗濯
●裏技ポイント
さらに重曹を大さじ2ほど加えると漂白力がアップ。重曹には汚れを浮かせる作用があるため、つけ置き後に白さがよみがえります。
部分的な黄ばみ(襟・袖・脇)を落とす裏技

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部分的な黄ばみは集中的にケアするときれいになります。特に襟や袖、脇は皮脂がつきやすい場所。以下の方法を試してみてください。
●重曹ペーストで部分パック
重曹と水を1:1で混ぜてペースト状にし、黄ばみに塗って10分ほど放置します。そのあと軽くこすってから洗濯すると汚れが落ちやすくなります。
●台所用中性洗剤+酸素系漂白剤の合わせ技
台所用洗剤は油汚れに強いので、皮脂にも効果的です。汚れ部分に中性洗剤を塗ったあと、酸素系漂白剤を少量振りかけて軽くなじませ、しばらく置いてから洗濯します。
●固形石けんで予洗い
襟や袖は、洗濯用の固形石けんで洗うのもおすすめ。昔ながらのシンプルな方法ですが、予洗いだけでかなり汚れが薄くなります。
黄ばみを予防するコツ

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白さをキープするには日頃のケアと予防が大事。少しの工夫で黄ばみを防げます。
●着たらすぐ洗う習慣をつける
汗や皮脂は時間が経つと落ちにくくなります。「今日はちょっとしか着てないから後で洗おう」は要注意! なるべく帰宅したらすぐ洗濯を心がけましょう。すぐ洗えないときは、汚れ部分を軽く水で流すだけでもやっておくのがおすすめ。
●洗濯前のプレケアが重要
洗濯機に入れる前に、汚れやすい襟や脇に液体洗剤を塗っておくと、洗浄力がアップ。さらに酸素系漂白剤のスプレーを吹きかけておくと効果抜群です。
●定期的に漂白剤でケア
いくら気をつけていても、少しずつ汚れは蓄積されます。月に一度程度、全体を漂白剤につけ置きすると黄ばみがリセットされ、清潔感が保てます。「白さを取り戻す」というより、「ためない意識」が大切です。
白いシャツはきちんと感が出て好印象を与えますが、黄ばみが目立つとだらしなく見えてしまいがち。でも、原因を知って正しくケアすれば黄ばみは落とせますし、防ぐことも可能です。
毎日のちょっとした習慣とひと手間が、白シャツを長く美しく保つひけつです。お気に入りの一枚を清潔に着続けるために、今日から早速試してみてくださいね。