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夜間の外干しはNG?夜の洗濯、おすすめの干し方とは
2025.08.14 住まいのコツ

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一人暮らしや共働きの場合、夜に洗濯機を回し、干すこともありますよね。でも、夜に外干しするのはちょっと不安ではありませんか…? そこで今回は、洗濯物を夜に外干ししない方がいい理由や、夜洗濯のときに守るべきポイントなどを、くわしく解説します。
夜間の外干しがダメといわれる3つの理由

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洗濯というと、夜よりも、晴れた日の朝や日中にして、外干しするイメージがありますよね。でも、日中働いていると、比較的ゆとりのある、夜の時間帯に済ませることも。
でも実は…夜間、洗濯物を外に干すのはNG! できれば部屋干しがおすすめです。
まずはその理由について、見ていきましょう。
・昼間よりも乾きづらい
夜間、朝や昼間と同じように外干しをしても、乾くのに時間がかかります。
天気や季節、風の有無によっては、気づかないうちに、生乾きの状態で干しっぱなしになってしまうかもしれません。
生乾きの状態が長くなると、雑菌が繁殖しやすくなり、イヤな生乾き臭が出てしまうことがあります。
・天候の変化に対応しにくい
洗濯を夜する場合、外干しした後は、寝てしまうという方が多いのではないでしょうか。
その場合、急に雨が降り始めても、気づかないまま…朝になってビショビショにぬれた洗濯物を発見するという、悲しい事態になりかねません。
また、季節によっては、夜露の影響で、洗濯物が湿ってしまうこともあるでしょう。
・防犯上のリスクがある
夜の外干しには、防犯上のリスクもあります。夜は暗く、人目も少ないので、洗濯物を盗まれることがあるかもしれません。
また、夜洗濯をすることで、昼は不在だということや、干しているものから、1人暮らしだということがバレ、空き巣などの被害につながるリスクも考えられます。
夜間の洗濯をおすすめする3つの理由

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前述した通り、夜間の外干しには、さまざまなデメリットがあります。
でも、夜間の洗濯自体には、メリットもありますよ。夜に洗濯をすることで、日々の暮らしが少しラクになるかもしれません♪
・平日でも時間にゆとりがある
日中仕事に出ている場合、出勤準備で忙しい朝の時間帯に洗濯をするのは難しいですよね。かといって、週末にまとめて片付けるのも、量があって大変…。
仕事が終わって帰宅した夜であれば、朝よりも時間にゆとりがあるので、洗濯くらいならできるという方も、多いのではないでしょうか。
・ながら作業がしやすい
仕事から帰宅した後にすることといえば、夕食とお風呂ですよね。洗濯にかかる時間と手間は意外と少ないもの。夜できたスキマ時間を活用して、ながら作業でやっちゃいましょう◎
例えば、家に帰ったらすぐに洗濯機を回して、その間に夕食を済ませます。食べ終わるころには洗濯が終わり、TVや動画でも見ながら、サッサと干してしまえます。
・残り湯で洗濯できる
夜に洗濯をする場合、お風呂の残り湯が温かいうちに使えるのも、大きなメリットです。
というのも、洗濯洗剤に含まれる酵素が、最も効果を発揮するのは36~37℃。ちょうど残り湯と同じくらいの温度で洗濯するのが、汚れ落ちに最適なのです。
お風呂を上がってすぐであれば、残り湯の雑菌の繁殖もまだあまり進んでいません。その日着た服や、使ったタオルが、すぐ洗濯できるというのも、気持ちがいいですよね♪
夜洗濯するなら…守るべき3つのポイント

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最後に、夜洗濯するときに守ってほしいポイントを3つ、紹介します。
(1)部屋干しにする
1つ目は、外干しではなく部屋干しにすることです。
前述した通り、夜の外干しには、デメリットが多いもの。部屋干しであれば、天候の変化も、防犯リスクも、関係ありません。
人目を気にする必要もなく、自分の好きなタイミングややり方で、干すことができますよ◎
(2)干し方を工夫する
部屋干しの場合、干す場所や干し方次第で、洗濯物が乾くまでの時間を短縮できます。
風通しのいい場所に、生地が重なる部分が少なくなるように干しましょう。ハンガーキャッチを、かもいやドアの枠などに取り付けるのもおすすめです。
さらに、扇風機やサーキュレーターを使って風を送ると、乾きやすくなりますよ◎
(3)乾燥機付き洗濯機などを活用する
洗濯物を干す手間も、かける時間ももったいないと思うなら、乾燥機付き洗濯機を使うのも1つの手です。洗濯機で乾燥まで済ませられるので、朝でも夜でも気軽に洗濯できますよ。
ただ、初期費用がかかるのと、衣類の素材や形によっては、乾燥機にかけられないものもあるので、注意が必要です。
夜の洗濯は、時間を効率的に活用できるなど、さまざまなメリットがあります。でも、なんとなく不安な夜の外干しには、デメリットがつきもの。夜の洗濯なら、部屋干しにしましょう。干し方を工夫すれば、外干しと同じくらいの時間で乾かすこともできますよ◎