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完璧を目指さない、大掃除のワンポイントアドバイス

2017.07.18住まいのコツ

完璧を目指さない、大掃除のワンポイントアドバイス

画像出典:Tanya-stock/iStock/Thinkstock

実家ではおかあさんがせっせとやっていた大掃除。一人暮らしで迎えた年末「何をどうしたらいいの?」ととまどってしまうこともあるのでは。そんなあなたのために、大掃除の基本的なポイントやアドバイスをお伝えします!

基本の流れは「整理→清掃→整頓」

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まずは掃除の基本的な流れをおさえておきましょう。ひとくくりに掃除といっても、いくつかの工程に分けることができます。

1つ目は「整理」。いらないものを捨てたり、誰かにあげるなど処分することをさします。

2つ目は「清掃」。文字通り、汚れを落としてキレイにすることです。

3つ目は「整頓」。不要なものを整理して残ったものだけを元の場所に収納します。

例えば本棚。まずは本を棚から出します。本棚の上や後ろ、中のホコリをとってキレイにします。そして整頓しながら本を戻します。「整理→清掃→整頓」の流れを意識しながら掃除を進めると、効率よく進めることができるので覚えておいてくださいね

普段の掃除ではやらない所に着手!

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仕事や学校の合間にやることが多い一人暮らしの大掃除は、時間をかけられないのが現実です。半日ぐらいでできる範囲を目安にしたいもの。では、どのような場所を掃除するのがよいのでしょうか。

<コンロや換気扇>
1年に1回はキレイにしておきたいのがガスコンロや換気扇の油汚れ。ビニール袋に入れて洗剤に浸け置きすることで汚れがとれやすくなります。大掃除の一番最初にパーツを外して浸け置きを開始しておくと、効率よくキレイにすることができますよ。道具は、油汚れ用の洗剤・古布・古歯ブラシです。古布・古歯ブラシは油落としで汚れたらそのまま捨ててしまいましょう。

<水まわり>
キッチンのシンクや排水溝、お風呂、トイレなどの水回り。普段掃除ができていない気になる所を、大掃除でまとめて掃除しておきましょう。水垢を落とすには、メラミンスポンジが役に立ちます。水垢を落とした後の鏡や金属部分は、マイクロファイバーのクロスで拭くとピカピカに。排水溝の掃除には、油汚れと同じく古歯ブラシが便利です。

基本の流れは「整理→清掃→整頓」

完璧を目指さない、大掃除のワンポイントアドバイス

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大掃除でやっておきたいのが、普段掃除できない所に積もったホコリです。

<照明・棚などの上>
照明や棚、カーテンレール、冷蔵庫の上などのホコリをきれいに取りましょう。手の届かない高さにある場所を中心に行います。

<ベッド・棚の後ろや下>
棚やベッドの後ろや下など普段あまり動かさないものを動かして掃除しましょう。

ホコリ取りは「上から下へ」が基本。まずは照明や棚の上から順番にホコリを落としていきます。必要な道具は、掃除機、ぞうきんなど。特に便利なのが使い捨ての吸着ハンディモップです。100円ショップでも手に入りますので多めに用意しておきましょう。

健康に過ごすために、こんなところも掃除しておこう

完璧を目指さない、大掃除のワンポイントアドバイス

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キレイにするだけでなく、健康的に過ごすために衛生を保つのも大掃除の目的のひとつです。こんなところにもぜひ着目してみてください。

<フィルタ類>
エアコンや空気清浄機など家電製品のフィルタのほか、建物の換気用フィルタがある場合はそちらも一緒に掃除しておきましょう。フィルタをキレイに保つことでお部屋の空気も新鮮になります。製品によってお掃除方法が異なりますので備え付けのマニュアルを確認しながらお掃除しましょう。道具は、掃除機・ぞうきんなど。汚れがひどい場合は古歯ブラシなどを使います。

<窓>
思ったより窓は汚れているもの。ガラス部分だけでなくまわりのサッシや桟(さん)も掃除します。窓回りは、カビがはえやすいポイント。しっかりきれいにしておくことで、暖かくなってからのカビ発生を防ぎましょう。
古歯ブラシのほか、爪楊枝やめん棒を使うと細かい部分もキレイになります。

大掃除に自信がないあなたへのワンポイントアドバイス

完璧を目指さない、大掃除のワンポイントアドバイス

さて、ここまでおすすめの掃除箇所や道具をご紹介してきましたが、最後に「忙しくてできないかも」「中途半端で終わってしまいそう」と自信がない方にいくつかのアドバイスを。

<段取り八分は掃除も同じ>
仕事でよくいわれる「段取り八分」。準備が重要なのは掃除も同じです。ある程度頭の中でシュミレーションして、必要な道具をそろえたり、順番を考えたりしておくとスムーズに進みます。

<カンペキを目指すのはやめよう>
掃除を始めると一カ所にこだわりすぎてなかなか次の場所へ進めずに時間切れ・・・という真面目なあなた。カンペキを目指すのはあきらめて「ここまでできれば充分!」と線を引きましょう。どうしてもこだわってしまう!という方は、「水回りピカピカ」「照明のホコリ撲滅」「油汚れ撃退」など掃除のテーマを決めて、それ以外のところは力を抜くようにすると心が落ち着きますよ。

<年末じゃなくてもいいじゃない>
「大掃除は年末じゃなくてもいい」のです。年度末や気持ちに余裕があるときなど、いくらでもチャンスはあります。おすすめは梅雨に入る前の気候のよい頃。寒くもなく暑くもないので、掃除がはかどります。

腰を上げるまでは億劫でも、やり終えたときにはすっきりした気分を味わえる大掃除。1度やったら次の年末が楽しみになってしまうかも?!肩に力を入れすぎずに「ここまででOK!」と決めて、気持ちの良い達成感を味わってくださいね!

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