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毛布は掛け布団の上か下か?正しい順番を知って暖かく眠ろう

2026.02.05 生活のお役立ち情報

毛布は掛け布団の上か下か?正しい順番を知って暖かく眠ろう

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冬に布団を重ねても寒い! その原因は、毛布と掛け布団の順番かもしれません。素材の特性を活かした正しい組み合わせと暖かく眠るコツを解説します。

「毛布は羽毛布団の上」と言われる理由

毛布は掛け布団の上か下か?正しい順番を知って暖かく眠ろう

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「小さい頃から、実家では毛布の上に掛け布団を掛けていた」という方は多いのではないでしょうか。一方で、「毛布は羽毛布団の上に掛けると良い」と聞いたことがある方もいるかもしれません。

羽毛布団は、内部の空気を体温で温めることで保温する特性があり、身体に密着させることが重要です。また、通気性にも優れているため、蒸れを防ぎながら暖かさを保つことができます。
「毛布は羽毛布団の上に掛けると良い」と言われているのはこのような理由からです。

一方で、重い毛布を上から掛けると羽毛が潰れてしまい、羽毛布団本来の保温力が十分に発揮されません。

では、毛布と羽毛布団をかける順番は、どのようにするのが正解なのでしょうか?

正解は毛布の素材によって変わる!

毛布は掛け布団の上か下か?正しい順番を知って暖かく眠ろう

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実は、毛布と羽毛布団の最適な順番は、すべてのケースで共通ではありません。毛布の素材によって、適した使い方が異なるのです。

●化学繊維の毛布(ポリエステルなど)の場合
化学繊維の毛布は、軽くて扱いやすい反面、吸湿性が低く蒸れやすいという特徴があります。このタイプの毛布は、次の順番がおすすめです。

 「敷き布団 → 身体 → 掛け布団(羽毛布団) → 毛布」

羽毛布団を内側に配置することで、体温によって温められた空気をしっかり保持し、外側の毛布が冷気を遮断します。

●天然繊維の毛布(ウール・綿・カシミヤなど)の場合
一方、ウールや綿、カシミヤなどの天然繊維の毛布は、吸湿性・調湿性に優れているのが大きな特長です。この場合は、次の順番が理想的です。

 「敷き布団 → 身体 → 毛布 → 掛け布団(羽毛布団)」

毛布を肌に近い位置で使うことで、体温を素早く感じ取り、その熱を羽毛布団が包み込む形になります。湿気を適度に逃がしながら暖かさを保てるため、蒸れにくく、快適さが長続きします。

羽毛布団以外の掛け布団の場合は?

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掛け布団が羽毛布団以外の場合も、基本的な考え方は同じです。

●綿布団・羊毛布団など重みのある掛け布団
掛け布団自体に密着性があるため、天然繊維の毛布は内側、化学繊維の毛布は外側が基本となります。

●薄手の掛け布団や合掛け布団
保温力が不足しがちなため、毛布を内側に入れて体温を補い、その上から掛け布団で包むと暖かさを確保しやすくなります。

いずれの場合も、「保温する役割」と「湿度を調整する役割」をどの寝具が担当するかを意識すると、順番を判断しやすくなります。

さらに快適に眠るためのコツ

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冷えを感じやすい方は、毛布で身体をサンドする方法も試してみてください。

 「敷き布団 → 毛布 → 身体 → 毛布 → 掛け布団(羽毛布団)」

この構成にすると、下からの冷え対策にもなり、保温性が高まります。

ただし、布団のなかの湿度が高くなりすぎないように注意しましょう。

快適な睡眠環境は、単に暖かければ良いわけではありません。布団の中の温度と湿度は「寝床内気候」と呼ばれ、温度は33℃±1℃前後、湿度は50%±5%程度が理想とされています。湿度が高くなりすぎると蒸れや不快感につながり、睡眠の質が低下しやすくなります。

また「寝ている間に羽毛布団がずれて寒い」という場合は、摩擦のある素材(ガーゼなど)の布団カバーを使用すると安定しやすくなります。ベッドで寝ている方は特に、布団のズレ対策を意識することで快適な眠りにつながります。

毛布と掛け布団の正しい順番に、唯一の正解はありません。ポイントは毛布の素材を見極めることです。布団の枚数を増やす前に重ね方を見直すだけで、今ある寝具でも冬の睡眠環境を改善できます。ぜひ、ご自身の寝具に合った組み合わせや順番を試してみてくださいね。

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