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時短!簡単!防災にも!ポリ袋調理のすすめ
2025.07.31 生活のお役立ち情報

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ポリ袋を使った調理がSNSで話題になっています。ポリ袋調理は、料理初心者でも簡単にでき、時短にもなるので、時間のない現代人にぴったり。今回は、ポリ袋調理のメリットややり方、注意点などについて紹介します。
7つの手順を踏むだけ!ポリ袋調理って?

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ポリ袋調理とは、材料と調味料をポリ袋に入れて、調理する方法。食品用の耐熱ポリ袋なら、湯せんか電子レンジで加熱調理もできます。
湯せんする場合の基本的な手順は、以下の通りです。
(1)カットした材料と、調味料をポリ袋に入れる。
(2)材料と調味料を混ぜ合わせるため、袋を振ったりもんだりする。
(3)袋の中の空気を抜いて、口をしばる。
(4)鍋の八分目まで水を入れて、火にかける。
(5)お湯が沸いたら、袋を入れ、湯せんする。
(6)全体に火が通るように、時々上下を返す。
加熱時間は具材やレシピによって異なりますが、10分程度が一般的です。
やってみたくなる♪ポリ袋調理4つのメリット

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ポリ袋調理には、たくさんのメリットがあります。ここではその中から、4つのメリットを紹介します。
・簡単で失敗しにくい
ポリ袋調理の方法はすでに紹介した通りですが、とにかく簡単! 難しい工程がなく、料理初心者も気軽に取り組めます。
唯一、材料はカットが必要ですが、手でちぎるか、料理バサミを使って、食べられるサイズにすればOK。1人分ならカット野菜を使うのもアリですよ◎
・時短できる
ポリ袋調理は、かける手数が少なく、時短できるのも大きなメリットです。
切った材料と調味料を袋に入れるところまで済ませれば、作り置きも可能。朝、作り置きを冷蔵庫に入れておけば、帰宅後に加熱して、夕飯にできます。
湯せんやレンジにかけてしまえば、並行して別の作業ができるので、品数も増やせますよ◎ 使う調理器具が少なく、洗い物がほとんど出ないのも、うれしいポイントではないでしょうか。
・栄養を損ないにくい
肉や魚、卵、野菜などに含まれる栄養素の1つ、水溶性ビタミン。水溶性ビタミンは、加熱に弱く、水に溶けやすいので、調理で摂取が難しくなることもあります。
でも、ポリ袋調理なら、袋の中で調理が完結するので、栄養素を流出させることなく、まるごといただけますよ◎
・災害時にも使える
ポリ袋調理は災害時にもぴったり。電気やガスが止まっても、卓上コンロとポリ袋があれば、調理できます。
おかずはもちろん、ご飯を炊いたり、パスタをゆでたりもできます。一度にいくつかの袋をまとめて湯せんすれば、燃料の節約にもなりますよ。
気をつけよう!ポリ袋調理をするときの3つの注意点

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とても簡単なポリ袋調理ですが、気をつけるべきポイントも。そこで最後に、ポリ袋調理の注意点を3つ、見ていきましょう。
・食品用のポリ袋を使う
ポリ袋調理をするには、専用のポリ袋が必要です。大前提として、「食品用」と明記してある、食品を入れて使えるキッチン用ポリ袋を選びましょう。
加熱調理するなら、110℃の高熱まで耐える、高密度ポリエチレン製の袋でなければなりません。湯せんに使う場合は、0.01mm以上の厚みがあるものだと安心です◎
加熱もできる食品用ポリ袋の定番が、岩谷マテリアルの「アイラップ」です。湯せんも、レンジの利用もでき、冷凍保存にも使えて便利ですよ♪
・加熱するときは空気を抜く
ポリ袋を加熱すると、袋の中の空気が膨張して破裂する危険性があります。
湯せんするときには、しっかり空気を抜いてから口をしばりましょう。電子レンジを使うときは、小さな穴をいくつか開けておくと、破裂しません。
・鍋底に袋が当たらないようにする
湯せんで調理するとき、鍋底に袋が当たると、袋に穴が開いてしまうことがあります。穴が開いてしまったら、中身もお湯に出てしまって、料理が台無しに…。
鍋に水を入れるタイミングで、鍋底に平らな皿を敷くか、加熱してもいいざるを入れて調理すると、鍋底に袋が当たる心配はありません◎
「普段料理をあまりしない」という方でも、簡単に始められるポリ袋調理。調理器具も、料理バサミと食品用のポリ袋、小さな鍋が1つあれば、チャレンジできます。防災にも役立つ調理法なので、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか♪