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今からできる!クローゼットの湿気対策でカビ・臭いを一掃
2025.05.15住まいのコツ

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クローゼットは通気性が悪く、湿気がこもりやすい場所。湿気がたまると、カビや嫌な臭いが発生しやすくなるので、その前に対策しましょう。今回は、クローゼットの効果的な湿気対策や、除湿アイテムをご紹介します。
梅雨前の季節…クローゼットの湿気対策はマスト!

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クローゼットには扉が1つしかなく、窓や換気口もないことがほとんど。空気を循環させるのが難しく、中の空気が停滞しがちなので、湿気が留まりやすい環境です。
クローゼットに湿気がこもると、カビが発生したり、カビやホコリのような、こもった臭いが発生したりして、衣類の劣化を招いてしまいます。
お気に入りの服やカバン、靴を守るために、1年を通して最も高温多湿な梅雨~夏の時期は、湿気対策がマストです◎
今すぐできる!クローゼットの湿気対策3つ

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ここからは、すぐにできるクローゼットの湿気対策を3つ紹介します。
・衣類は乾ききってから収納する
汗をかいたり、雨に濡れたりしてしけった服を、「少しくらいなら…」と、そのままクローゼットに収納してしまっていませんか?
アウターなど、着るごとに洗濯しない衣類だとしても、そのままクローゼットにしまうのはNG。湿気が飛んで乾くまでは、クローゼットの外で干しておきましょう。
洗濯後の衣類の生乾きにも注意。洗濯した後の服は、完全に乾かしてからクローゼットに収納しましょう。
・収納する衣類は8割を目安にする
クローゼットのスペースにギチギチに衣類を詰めると、空気の通り道がなくなり、湿気がこもりやすくなります。
クローゼット収納には余裕を持たせましょう。目安は8割で、服と服の間に手が入るくらいの隙間を確保するのがベストです。
クローゼットのスペースに対して、明らかに衣類の量が多ければ、思い切った断捨離をするのも◎ 梅雨がくる前に済ませてしまいましょう。
・こまめに換気する
クローゼットの中には、空気や湿気がこもりがち。最低でも1日1回は扉を開けて換気しましょう。
扇風機やエアコンの送風機能を使ってクローゼット内に風を入れると、効率的に空気を循環させられますよ。
ただし、クローゼットの換気は晴れた日にしてください。雨の日に扉を開けておくと、かえって湿気を入り込ませてしまうので、注意が必要です。
梅雨前の季節…クローゼットの湿気対策はマスト!

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ここからは、クローゼットを除湿できるアイテムを紹介していきます。
竹を炭化させた「竹炭」には除湿効果があり、湿気対策に使えるアイテムとして人気です。
竹炭の表面には、小さな穴が無数に開いています。この穴が、湿度が高いときには湿気を引き寄せて吸収、低いときには湿気を放出してくれるので、快適な湿度をキープしてくれますよ。
電気も不要で、時々晴れた日に天日干しをするだけで半永久的に使えるという、昔ながらにして画期的なアイテムです。
竹炭は、棒状やブロック、粉末、シート状のほか、バラバラにして袋に詰めた商品もあります。消臭効果もあるので、玄関や靴箱でも活躍しますよ◎
クローゼットの除湿アイテム2:重曹

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ナチュラルでエコな洗剤として人気の重曹にも吸湿効果があります。
湿気が多い場所に置いておくと、湿気を吸って空気を乾燥させてくれるので、カビの発生も抑えられますよ◎
重曹は湿気を吸うと固まるので、1~3カ月ごとに交換が必要です。固まった重曹は水に溶かせば、掃除などに再利用可能! コスパ抜群ですね。
使い方もとっても簡単。置き型なら、空きビンに重曹の粉末を入れて床などの低い場所に置いておくだけでOKです。こぼれるのが心配なら、ガーゼや不織布などでフタをしましょう。
ガーゼや不織布で粉末を包めば、クローゼットにつるして使うこともできますよ。ティーバッグに入れて、靴やカバンの中に入れて使うのもおすすめです♪
クローゼットの除湿アイテム3:除湿剤

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除湿剤の定番といえば、置き型の使い捨てタイプではないでしょうか。塩化カルシウムやシリカゲルなどの成分が湿気を吸収してくれます。
吸湿後には、タンクに水がたまるので、取り替え時期もひと目で分かります。クローゼット用に便利なつり下げタイプもあって、消臭効果や防虫効果にも期待できますよ◎
最近ではコードレスのコンパクト除湿機も人気です。内蔵された除湿ペレットが限界まで吸湿したら、専用の乾燥機で乾燥させることで繰り返し使えます。
乾燥させる時間や手間はかかりますが、ゴミが出ないのはうれしいですよね♪
今回はクローゼットの湿気対策を紹介しました。お気に入りの服やカバン、靴を守るため、梅雨前には、クローゼットの環境を見直しましょう◎ 最近では、除湿アイテムにも便利で使いやすいものがたくさんあります。ご自分に合うものを探してみてくださいね♪