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サーキュレーターと扇風機の違いとは?使い分けも解説!
2025.06.12生活のお役立ち情報

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よく似ているサーキュレーターと扇風機。「結局どっちを買えばいいの?」と迷った経験、ありませんか?それぞれの特徴とシーン別の使い分けについて解説します。
サーキュレーターと扇風機の違いは?

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「サーキュレーター」と「扇風機」はどちらも風を送るための家電ですが、利用目的が異なるため、風の強さや広がり方が違います。
<目的>
サーキュレーター:空気の「循環」を目的とした機器で、風を一直線に強く送ります。
扇風機:直接体に風を当てて「涼をとる」ことが目的。広範囲にやさしい風を送ります。
<風量>
サーキュレーター:一点集中型で風量は強め。遠くまで空気を押し出せるよう設計されています。
扇風機:風量は比較的ソフトで心地よく、長時間当たっても負担が少ない設計。風が分散されるようになっています。
<送風範囲と距離>
サーキュレーター:ピンポイントで風を送るため、送風距離は長く、範囲は狭くなっています。
扇風機:送風距離は短めであるものの、広範囲に風を届けます。首振り機能を使うと、部屋全体にやさしく風を行き渡らせることが可能です。
<動作音>
サーキュレーター:風量が強いため、機種によってはやや動作音が大きく感じられることがあります。
扇風機:一般的に静音性が高く、静かに長時間使いたい場面で重宝されます。
エアコンと一緒に使うならサーキュレーター

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エアコンと一緒に使って冷暖房の効率を高めるために使うなら、サーキュレーターがおすすめです。
真上や斜め上など、直線的に強い風を送り出せるため、部屋の空気をしっかり循環させることができます。
サーキュレーターを使えば、冷房時は天井にたまりがちな暖かい空気をかき混ぜ、部屋全体を均一な温度に保つ効果も。設定温度を高めにしておいてもしっかり冷えるため、光熱費の節約にもつながります。
サーキュレーターと扇風機の違いは?

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直接風を浴びて涼みたいときには、やはり扇風機がぴったりです。広がるようにやわらかい風を送ってくれるので、長時間当たっても疲れにくく、心地よさがあります。
夏場、エアコンの風が苦手な人や電気代を少しでも抑えたいと考える人にとっては、頼もしい味方です。
最近はインテリアになじむおしゃれなデザインや、コンパクトで収納しやすいモデルも豊富に登場しています。
衣類の乾燥にはサーキュレーター

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強い風を送るサーキュレーターは、部屋干しの洗濯物を乾かすのにも向いています。
サーキュレーターの風を洗濯物の正面や斜め下からあてることで、洗濯物の水分を素早く飛ばし乾燥時間をぐっと短縮できます。
素早く乾燥させることで、部屋干しのイヤなニオイ対策にも◎。除湿機やエアコンの乾燥機能と併用すると、さらに洗濯物を乾かす時間を短縮できますよ。
寝ている間に使いたいなら扇風機

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就寝時に風を感じながら快適に眠りたいなら、扇風機が断然おすすめ。
最近は静音性に優れたモデルや、自然の風に近い「リズム風」機能を搭載したものもあり、寝室でも使いやすくなっています。また、扇風機にはタイマー機能がついているものが多く、一定の時間が過ぎたら自動でオフにすることができて便利です。
一方、サーキュレーターは風の音がやや大きく、風も強いため、就寝時の使用にはあまり向いていません。
サーキュレーターと扇風機は、似ているようで目的や特徴が違います。エアコンとの併用や部屋干しにはサーキュレーター、直接涼みたい・寝るときに使いたいなら扇風機、と使い分けましょう。限られたスペースで暮らす一人暮らしこそ、目的に合わせたアイテム選びが大切。あなたの生活スタイルに合った一台を、ぜひ見つけてみてください。