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掃除してもたまりがちなほこり! 原因と対処法をご紹介

2023.09.21住まいのコツ

掃除してもたまりがちなほこり! 原因と対処法をご紹介

画像出典:隼司 工藤 - stock.adobe.com

こまめに掃除しているはずなのに、帰宅すると目につくほこり。日中外出していることが多くてもほこりはたまりがちです。その原因と対処法をご紹介します。

ほこりはなぜたまる? ほこりの原因とは?

掃除してもたまりがちなほこり! 原因と対処法をご紹介

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こまめに掃除しているつもりでも、家具・家電の上や部屋の隅にほこりがたまることがあります。ほこりがたまる原因は主に次の3つです。

・布製品
ほこりのほとんどが繊維からできています。布製品が擦れることで出てくるのが繊維ほこりです。私たちが着ている衣類からもほこりは出ます。布団やカーテン、カーペットなどからも発生します。普通の生活を送っているだけでほこりは出るものだと考えましょう。

・静電気
静電気はほこりを吸い寄せる性質を持っています。テレビやパソコンなどの電化製品は静電気を帯びているので、特にほこりが付着しやすい場所です。

・風通しの悪さ
ほこりは軽いので、風によって吹き飛んでいくことがあります。しかし、風通しが悪い場所ではほこりがたまっていきます。大きな家具の下や窓のない脱衣所は風の影響を受けにくいため、ほこりがたまりがちです。

ほこりをたまるとどうなる? ほこりが引き起こす悪影響とは?

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ほこりがたまると見た目が悪いだけではありません。さまざまな悪影響があるので、しっかり取り除く必要があります。ほこりが引き起こす悪影響は、主に次の3つです。

・アレルギーを引き起こす
たまったほこりはカビや細菌の温床になります。アレルギーや気管支炎の原因になるので、注意が必要です。

・家電製品が故障する
ほこりが隙間から入り込むと、家電製品が故障することもあります。

・トラッキング現象が起きる
トラッキング現象とは、家庭で起きる火災の原因の1つです。コンセントとプラグの間にほこりがたまり、そこに湿気が加わることで微細な放電が起きます。その結果、ほこりが発火するというメカニズムです。トラッキング現象を防ぐためには、電源プラグを頻繁に抜いたり部屋の掃除をこまめに行ったりすることが大切です。

ほこりはなぜたまる? ほこりの原因とは?

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ほこりを上手に掃除する方法はいくつかあります。次の3つに気を付けて掃除するとよいでしょう。

・朝一番、もしくは帰宅直後に掃除をする
人が動くとほこりは舞い上がります。このため、人が動きまわる前の時間帯が掃除には適しています。朝起きてすぐや帰宅直後は、ほこり掃除のベストタイミング。棚の上や床に落ちたほこりを掃除しましょう。


・掃除する順番は「上→下」
ほこりを掃除するときは、上から下という順番が適しています。ほこりは上から下に落ちるので、高い場所から掃除しましょう。


・最初に乾拭きをする
ほこりを取り除くなら、最初に乾拭きをするのがおすすめです。掃除機を最初に使うと、床に落ちたほこりを舞いあげてしまいます。落ちているほこりは乾拭きで取り除きましょう。

ほこりを防ぎたい! ほこりを寄せ付けない工夫とは?

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ほこりを防ぎたいなら、寄せ付けない工夫をしましょう。ほこりの予防策は次の通りです。

・部屋に布製品を置かない
ほこりの大部分は布製品の擦れが原因です。このため、部屋に置いている布製品の量が少なければ、ほこりが出にくくなります。毛足の長いラグやソファなどを使わなくなると、ほこりを防げるでしょう。

衣類やぬいぐるみも、原因の1つ。衣類を部屋の中にかけっぱなしにすることは極力やめましょう。使用しない衣類はクローゼットやタンスに収納することで、ほこりの発生を減らすことができます。ぬいぐるみはほこりの発生源となる一方、ほこりを吸着しやすいので、こまめに掃除することが大切です。

新聞紙や雑誌などの紙類を部屋にためこんでしまうのも、ほこりの原因となります。こまめに処分することを心がけましょう。

・部屋に入る前にほこりを落とす
外に出かけているときも、知らず知らずのうちにほこりは衣類に付着します。部屋に入る前に、手で衣類を払うだけでもほこりの侵入を防げます。

一人暮らしの部屋にたまりがちな、ほこりの原因や予防方法を解説しました。ほこりの大部分は繊維ほこりです。生活しているだけで出てしまうので完全に取り除くことはできません。しかし、ほこりがたまっていると体調不良や火災の原因になります。こまめに掃除するのが一番ですが、ほこりの特性を知って上手に取り除くとよいですね。

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