ニュース&コラムnews&column

梅雨バテって知ってる? 仕組みと解消メニューをご紹介

2020.06.04生活のお役立ち情報

梅雨バテって知ってる? 仕組みと解消メニューをご紹介

ジメジメとした天気が続く梅雨。この時期、何となく体の不調を感じることはありませんか? 実はこの不調、多くの人が抱える梅雨バテの症状なんです。今日は梅雨バテの仕組みを解説し、予防法や梅雨バテ解消メニューもご紹介します。

3人に1人が経験? 梅雨バテの症状とは

梅雨バテって知ってる? 仕組みと解消メニューをご紹介

健康事業を手掛ける「株式会社リーフェ」が、梅雨入り直前に20~50代の男女100名を対象に調査したところ、頭痛や倦怠(けんたい)感、めまいや立ちくらみ、イライラや憂鬱(ゆううつ)など、何らかの不調を感じるという人は、全体の3人に1人に上ったそうです。

実は、これらの不調は梅雨バテと呼ばれるもの。梅雨バテは一過性でなく、自律神経失調症や若年性更年期障害などの重大な疾患につながる恐れもあるため、今のうちから対策する必要があるのです。

梅雨バテが引き起こされる仕組み

梅雨バテって知ってる? 仕組みと解消メニューをご紹介

晴れた日に爽快な気分になったことはありませんか? これは高気圧が人の体に影響を与えているからです。気圧が高い場合、圧迫により血流がよくなって体の隅々まで酸素(血液)を行き渡せることができます。

反対に気圧が下がると、体にかかる圧力も低下するため、血流が滞ります。それにより、頭痛や倦怠感などの不調が現れてくるのです。

また低気圧の日が続くと、日光不足により体内時計がうまくリセットできず、血圧のバランスをとる自律神経が乱れがちになります。

その他にも梅雨時期は湿度が高いため、汗を蒸発させて体温を下げることが難しくなります。体の中に熱がこもってしまうと倦怠感の症状や、体の中の水分が不足してしまうことで脳に十分な血液が行かなくなり、頭痛を引き起こしてしまいます。

3人に1人が経験? 梅雨バテの症状とは

梅雨バテって知ってる? 仕組みと解消メニューをご紹介

梅雨バテを予防する方法は、生活の中で簡単にできます。

・小まめに水分補給する(お茶やコーヒー、アルコール以外)
・果物、野菜を積極的に食べる
・有酸素、無酸素運動をバランスよく行う
・曇りの日も、カーテンを開けて光を浴びる

上記の予防を心がけ、梅雨バテしにくい体を作りましょう。頭痛や倦怠感がある場合は、ひとまず小まめに水分補給して涼しい所で休みましょう。頭痛がひどい時は、痛み止めを上手に利用します。とはいえ、あまり薬に頼り過ぎないようにしたいですよね。

おすすめの梅雨バテ解消メニュー

梅雨バテって知ってる? 仕組みと解消メニューをご紹介

梅雨バテに効果が高い食材、調味料を使ったメニューで、体の中から解消しましょう。

【ピクルス】
キュウリやみょうがなどの夏野菜を漬けましょう。夏の野菜多くは、体の熱をとる作用があります。日持ちもするので、常備菜としても便利です。

【ミネストローネ】
トマトは、クエン酸、リコピン、カリウムが豊富に含まれている夏野菜の中でも優秀食材。また加熱することでリコピンの吸収率が3倍に上がり、美肌にも効果があります。

【酸辣湯(スーラータン)】
ラー油は食欲増進、お酢は疲労のもとである乳酸を取り除いてくれます。中華スープにラー油とお酢を加えるだけで、簡単に作れます。

【レモネード】
レモンに含まれるクエン酸には、お酢と同じく乳酸を排除する働きがあります。レモン入りの水を飲むだけでも効果があります。

頭痛や倦怠感がある前から、自律神経を整えた生活で水分補給もしっかりと行って、梅雨バテ対策をしましょう。特に梅雨の時期は頭痛薬が手放せない方は、ぜひ梅雨バテ解消メニューを作ってみてくださいね。

ニュース&コラム一覧へ